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海外との仕事、リモートで

Writer: Kayo TakahashiKayo Takahashi

私はハワイに住んでいて、仕事は全てほぼ海外です。主に日本での公演、その公演を海外で公演するために海外へ特にヨーロッパ方面、ニューヨークなど、そして中近東へ公演のためいくこともありました。


今現在は、コロナ禍のため、この秋の公演にむけて進めているベルリンでの仕事は、もちろんリモートで!彼らとの打ち合わせを週一回は必ずして、仮縫いのチェックなども画面を通してします。


コロナ以前では、初日1ヶ月前から衣裳製作スタッフと合流することが多く、それ以前までは、リモートでやっていました。

サンプル衣裳の形のチェックなどは、なんとかやっていましたが、生地選びはかなり難しかったです。ですので、昔からある定番商品でしたら、よくお互い知ってるので、その中から選んだりすることが多く、やはりやや制限は出て来てしまいますね。


サンプル帳を送ってもらったりして選ぶこともありますが、小さな生地チップの中で選ぶのも、なかなか想像力のいる作業でした。それしかないといえばやるしかないので、想像力のスキルを上げまくりですね。そういうこともなかなか難しいので、1ヶ月前に日本に入り、衣裳製作スタッフと合流するのに、日暮里の生地問屋で待ち合わせと言うこともありました。


ベルリンとのリモートでの打ち合わせは、英語を使うことになります。お互いが第二外国語ですので、ゆっくりめで話ができるので、助かっています。

2月までは、実際ベルリンに行けていたので、ある程度の生地の候補を選んでおいて、それを持って話ができるので、こんな状況になるとは思いませんでしたが、候補生地を予め選んで購入しておいたのは、幸運だったと思います。3月以降は空港も封鎖し始め、渡独できなくなったわけですが、なんとかリモートで細かくミーティングしながら進んでいます。


そのときに、どうしても言葉で表せないような違和感を感じたり、自分で予想しているようりも素敵に制作してくれたり、様々な状況を画面越しに見ることができます。

彼らの製作者としての特徴などがよく感じることができたり、彼らの目指す最終仕上がりイメージが曇ってよく見えない時もあります。


実際その場へ行きたいけれど行けない辛さもありますが、そんな状況でも、ベルリンの製作者さんたちの、強いクリエイティブな欲求と言いますが、これを作りたいんだ!って言う「想い」を感じる時があります。それはデザインした者に取っては、素晴らしく幸運なことだと思っています。自分が違和感を感じた時、彼らも同じように感じてくれる不思議な瞬間もあります。なんででしょう??不思議です。それまでの経験で勝ち得た感覚が職人さんにあるのかもしれません。こちらとしてもそれに甘えずに、言葉や資料やドローイングなどできちんと情報をお渡ししていくと言うことは、もっともっと必要なことだなと思っております。


やらねばならむ時は、やるしかなくて、そしてだんだんやればなんとかなると思えてくる者なんですね。。ではでは









 
 
 

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